2006年3月5日日曜日

失ってはならないもの

4日朝日新聞 天声人語の、久世光彦さんへの追悼記事。
「・・・、人生の機微を切れのいい文章でつづり、卓抜なテレビドラマにした。描いたものは人々の心のひだであり、時代のひだでもあった▼改めて幾つかの著書を開くと、そのひだの数々が現れる。三輪車、木造校舎、縁側、汽車、番傘、割烹着・・・・。時とともに身の回りから消えていったものが巧みな筆でよみがえる▼「冬の朝、布団の中で目を覚ますと、いろんな・・・・」

幾ら、どんなに懐かしくても、時とともに消え去っても仕方がないもの、
また、消えた方が良いものがあります、でも、消えてはならないものもあると思うのです。

つい先日、とある方から頂いたメールの文中で、
「感謝の言葉」を無くした日本人への嘆きを拝見したばかり、
もしも、ただ単に、『感謝の言葉』が忘れられているだけなら、まだ良し、
でも、『感謝のこころ』が忘れられているのなら、これは大問題だと思うのです。
『言葉』は習えばすぐ憶えられる事、でも、『こころ』は、そうはいかないと思うからです。

そう言えば、『忖度(そんたく)』なんて言葉は、とっくに死語なんでしょうね、
おじさん、また、若い人から嫌われそう・・・。  

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