2017年6月12日月曜日

吉田松陰、高杉晋作・・・司馬遼太郎「世に棲む日日」読了・・・

 司馬遼太郎の「世に棲む日日」を読了しました。

『長州の人間のことを書きたいと思う。』に始まる、
「吉田松陰」、「高杉晋作」とその周囲に纏わる事柄の本、
改めて司馬遼太郎さんの目を通した二人について考えました。

吉田松陰・・・満29歳・・・老中暗殺計画で斬罪。
  辞世:「親思ふ 心にまさる 親心 けふのおとずれ 何ときくらん」
高杉晋作・・・満27歳・・・肺結核の療養中に病死・・・。
  辞世:「おもしろき こともなく世に おもしろく (すみなすものは 心なりけり)」
因みに坂本龍馬は31歳で暗殺・・・自分の馬齢が恥しい限り・・・。

巻末、松本健一氏の解説も面白かったです。
松本氏によれば、司馬遼太郎氏は、
松蔭を幕末の天皇=国家の思想家として嫌い、
晋作を革命思想家ではなく現実の革命家と見ていた・・・。


司馬遼太郎氏の講演はとても素晴しかったとのこと・・・、
残念・・・存命中に行けなかったのが本当に残念で仕方ありません。





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