森雅裕さんの「ベートーヴェンな憂鬱症」を読みました、
「モーツァルトは子守唄を歌わない」に続いて二冊目です。音楽門外漢の私の「ベートーヴェン」のイメージ・・・、
楽聖、音楽界の巨匠、クラシック史上最も偉大な作曲家・・・、
何か、怖くて難しそうな雰囲気・・・で、近寄り難い感じ・・・でした。
が、この本のお陰で、私の「ベートーヴェン」へのイメージ・・・、
そこいらに居る、ヒネくれ気味、チョイわる親父・・・、に大変身しました。
フィクションであることはすぐに分るのですが、
微妙に史実と組合わさったハードボイルド風の内容、
どこまでが本当のことでどこからがデフォルメなのか・・・、
頭のどこかでこれを探りながら読む・・・、本当に面白い本です。
「ピアニストを台所に入れるな」、「マリアの涙は何故苦い」、「にぎわいの季節へ」、
「わが子に愛の夢を」の、4つのコミカル私立探偵物風の短編で構成されているのですが、
何れも森雅裕さんの「ベートーヴェン」への 少し斜め・・・ の愛情、思い入れをタップリと感じます。
・・・、この本のせいで、音楽・・・、どれが本当なのか・・・?、
本当のこと少し知りたい・・・、で、ただ今、こんな本を読んでます。






































