早春賦

 早春賦

午前中はまさに春の日差し､とても暖かでした､
　時折は､小雪まじりの北風の寒い日もありますが､
　三寒四温ではありません､一寒五温ぐらいでしょうか､
　地球温暖化が着実･確実に進行してるのを実感します。
　
　一庫公園のダム湖にも､釣客が戻ってきました､
　陽の光に輝く細波の湖面は､正に早春の風景です､
　こんな日の一庫でのサックスの練習は実に爽快です､
　山奥と揶揄されても、ここに住んで良かったと思う一瞬。
　
　突然､ワン公どもが湖面に向かって吠え立てます､
　ボートが近づくにつれてワン公の声が大きくなります､
　怖がりﾋﾞｰｸﾞﾙ､釣客のﾎﾞｰﾄのｴﾝｼﾞﾝ音､恐ろしいﾝです､
　釣客､犬の吠え声とサックスの音にこちらを見上げます。
　
　湖面から､「喧しい！」と怒鳴られる事があります､
　そんな時、私は､いつも考え込まされるのです､

　　「喧しい･･･のは、ワン公の吠え声じゃろか､
　　　　　それとも､わたしのサックス･･･？」
　で、心の中､大声で怒鳴り返しています、
　　「チャカマしい、ここはｴﾝｼﾞﾝ付きボート禁止じゃァ！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ 　禁煙２７９日目　 ）